2010年9月15日水曜日

アマチュア同好会集団 菅支持母体

今回の民主党代表選の結果を見て、次のことがはっきりと見て取れた。

これまで民主党は口では「明治維新」云々と言って来ているが、今回の行動は守旧の「維持」の行動だ。菅の問題点は皆分かっているにも拘らず消極的賛同という精神構造で、日本が進むべき道を選択したからだ。

明治維新では、閉塞した「徳川幕藩体制」を終焉させる「維新」と、従来の徳川体制温存での変化方式とがぶつかったわけだが、「維新」を断行する意思とエネルギーが憂国を救う方向に推し進めた。

一方、今の日本も様々な安全保障の危機にさらされ、また内政の停滞に直面しているが、、政府は何の手も打てていないわけで、おかれている状況はまったく同じだ。しかし、民主党が選んだのは、戦う「プロ」組織ではなく、従来の「アマチュア同好会」的お坊ちゃま組織だ。

第一、412人内閣などと馬鹿げたことをまたもや口走るリーダーを平気で選ぶセンスを疑う。全員野球は、監督次第で、優勝したり、ビリになる事実が分かっていないのか。これを見ても、民主党の菅の取り巻きは上辺だけの言葉を弄んでいるとしか思えない。

しかし小沢の打つ手は重厚だとつくづく思う。小沢支持の新人議員を一見使い走りのように代表選活動で使っているように思えるが、その実、顔が売れていない新人を人の集まる場に出させて、しっかりと、来るべき衆院選挙への布石を打っているのだ。
片や菅支持の新人は電話係で、目の前のことしか見えていない。

一事が万事、リーダにより一歩先二歩先の展開が大きく変わってくるという現実を民主党はこれからの政権運営で味わうだろう。

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