2010年9月21日火曜日

菅は初心者マークが手放せない

菅は何時まで初心者マークをつけていれば気がすむのだろうか?

既に閣内に副総理兼戦略相(こんなのがあったような気がするが)として入って1年が過ぎたはずだ。首相としても3ヶ月は過ぎている。

しかし、休日返上で新閣僚を集めて、議論したのは良いとしても、各省の政策実現スケジュール案を短期、中期、長期でまとめさせる指示を出したとか。これが菅の言う政治主導の姿か?

はっきり言おう。官僚と政治家の役割分担の青写真がまったく出来ていないし、したがって政治主導の構造的変革の青写真も出来ていない。1年も経つというのにだ。ただ、官僚が離反しないよう旨く使うことが政治主導だと勘違いしている。
その証拠に、小宮山洋子という、今度副大臣になったものが、先だっての民主党代表選を前にしたテレビ討論で「官僚にも働いてもらい政治家が最終決定するのが政治主導」だと、言っていた。どいつもこいつもだ、という思いに駆られる。最終決定って言うが、本当に小宮山は頭を使って、分かって話しているのだろうか?

閉塞した日本の現状打破に、これまでの肥大化した縦割り官僚行政と自省の利益目的化した官僚の政策立案が弊害となっているというのが、共通認識だったのではないか?

官僚は現在の行政の仕組みの中で、何の拘束もなく思う存分働くというのが役割だ。政治家は官僚の上位管理者というレベルではなく、行政の仕組みを国家の仕組みを作り変えるのが役割だ。質的に異なっているはずだ。
各省の政策実現スケジュールなどを提案させても所詮出てくるのは各省の官僚が描く従来の範疇を越えられないのは火を見るより明らかだ。

むしろ、既に1年も見てきているのだから、省の壁を越えた横断的な視点で、成長策を、安全保障を、社会保障を、地域分権を、地域社会と家庭の関係を、教育と人材育成をどうするか、テーマを絞って政務官に、党に工程表を作成させるのが政治主導ではないか?

早くも菅の無能さが露呈してきている。

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