2009年8月28日金曜日

変化させる勇気を示そう

連日のように麻生首相の顔がテレビに出る。連日のように「保守」と言っている。この「保守」は「保身」ということだ。言葉にも創造性がないから聞いていて飽きる。一生懸命にマイクを握っているのは認める。でも何か飽和しているという感じだな。
政治にも創造性がない。だから閉塞している。連日の演説の飽和感と、今の政治の飽和感が同じなのは、問題の本質に対し、自覚ができていないからだ。このような感性のない、「鈍」がやる政治は自覚がないからいつまで経っても「鈍」だ。

麻生首相は10日ほど前から、「景気が回復」したと言い放った。そして今日28日発表された7月の完全失業率は更に0.3%増えて5.7%。有効求人倍率も更に低下し0.42倍。消費者物価指数も-2.2%で消費低迷を物語っている。
こんな、いい加減な政治家で良いのか。言葉に責任を持て!冗談にも程がある。「鈍」の感性で政治をしているからだ。こんな首相と、この程度の政治家を首相として選んだ自民党、および結託している公明党よ、顔を洗って出直してこい。

自公両党と自公政権には「汗をかかずに、正確には汗をかいたふりをして、美味しいとこ取り」をする人間が多すぎる。知恵がなかったら汗をかけ!
汗をかかない人間は自分達の環境が変わることに抵抗する。なぜって、楽をして、儲ける仕組みが壊れて、これから汗をかくことになるからさ。つまり、「保身」に汲々している。

地球上に生命が誕生してから40億年。地球は青々と生き続けている。地球はこれまでダイナミックに環境を変えてきた。人間も生まれてから死ぬまで、体形、精神構造、感性もろもろ、変化している。皆さんも実感していると思う。変化が終わった時が、静止した「死」の瞬間だ。

政治も進化しなくてはならない。経済も進化しなくてはならない。社会も進化しなくてはならない。
自民・公明両党がしきりと言っている「守り」では「死」を待つだけだ。「変化」をすること、これが地球40億年の歴史が教えてくれる知恵だ。

確かに「変化」は知らないところを切り開いて行くので怖い。でもその緊張感が「感性」を鋭く磨くのだ。スポーツの世界を見ても分かる。お家芸と言われた柔道で、世界の変化に追随できずに敗れ去った柔道家が如何に多かったか。でも、研ぎ澄まされた感性で変化を読み、その変化を自ら行ってきた柔道家は金メダルを北京で取った。

「変化」の必要性を自覚しても、それに続く行動がなければ「守り」に入ったことと同じだ。今こそ、踏み出す「勇気」と「覚悟」で自らを運び、「運」をつかむ時だ。

黒船来航と言う変化に直面し、驚き恐れたが、国民一人一人が知恵と汗と覚悟で近代化を実現した。また軍国主義から民主主義へと8月15日を境にして大きく変わったとき、皆困惑した。でも国民の力を総結集して、復興を果たしてきた。これが日本人の特質だ。生き抜くために、大きく変わる創造的破壊が必要だ。
8月30日の選挙こそ「10里の路も9里をもって半ばとする」精神で、最後の最後まで「勇気」を示す時だ。

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